ルート:室戸市岬町 → 津照寺 → 金剛頂寺 → 奈半利
歩行距離:約23km
今日は今回の旅の最終日。
豪雨あり晴天ありと盛りだくさんの天気だったけど、足も身体も元気!
今回「急がない」を念頭に歩いてきたけど、今日は東京に帰らなければならないのでそうは言っていられない。
高速バスと高知行きの電車の時間を逆算して、所々ペースチェックしながら進まなければ!
今日は荷物が軽いからきっとラク。
■段取り
TOMは今日、バスとタクシーで津照寺、金剛頂寺を打つ。
津照寺の本堂は長い石段の上だが、納経所は石段の下にあるそうなので墨書きとご朱印はもらえるらしい。
私がTOMの書いた写経を本堂と太子堂に納めることにする。
写経を納めればお参りしたと同じ事だよね? 写経してて良かったねTOM。
金剛頂寺へはバスとタクシーを乗り継いで行くという。
kakkaは歩けるところまで歩いて、その先はバスで移動するかも…と。
私は、徒歩で奈半利駅を目指す。
その為には綿密に予定を立てなくては…。
宿から津照寺までは2kmだから約40分もあれば着く。
7時に納経所が開くのと同時に墨書きをもらうために、
早めに行ってお参りを済ませておく…
次のお寺までは4kmだから~
などなど細かく段取って、kakkaとふたり、鯨荘を6時ちょっと過ぎに出発。
TOMは宿で朝食を食べてからの出発。
■津照寺へ
私が自販機で水を買っている間にkakkaがずっと先を歩いていく。
ご近所のお婆さんと話しながら歩いてる。
しばらく行くと今度は、中年の女性と立ち止まって話している。
私も追いつき話に加わる。
その方もお遍路の経験があるという。
室戸のお塩が美味しいこと、お土産にはカツオの加工品がオススメ…
等々、地元の方ならではの情報を教えていただく。
女性と別れ二人一緒に歩いていると、犬の散歩をしているお婆さんが来た。
「津照寺に行くの? ならこっちの道よ」と、わざわざ散歩を中断して案内してくださる。
「Yショップ」という店の前まで送ってくれて、その店の前で立ち話が始まる。
この道(55号線)が出来たのは、オリンピックの年で…
ウチの息子も東京に住んでいて…
津照寺に早めに着かないと時間が押しちゃう…
一瞬、朝立てたスケジュールが頭をよぎる。
だがもう一方で、話をじっくり聞きたいとも思う。
私が小さい頃はね、ここから海が見えたのよ
室戸は空も海もキレイだから、ここに住んでいれば旅行なんて行かなくてもいいの
ほのぼのとしてステキなお話。
それに、わざわざここまで案内してくださった気持ちが有り難い。
先の事なんて今は考えなくて良いじゃない。
もう少しここでこのまま、今の時間を楽しもう。
そう思い、お婆さんの話に笑ったり驚いたり…
15分ほど楽しくお話を伺い、「気をつけて」の言葉をいただきその場を後に。
7時ちょっと前に津照寺に到着。
石段が思った以上に迫力。
時折足を止め、室津港の美しい景色を眺めながら登り
7時ジャスト、本堂に到着。
が、鍵が閉まっていてお参りできない。
ロウソクもお線香も上げられない。
程なくお寺の方が来て鍵を開けてくださった。
お参りを終え、kakkaと顔を見合わせた。
あのお婆さんを振り切って早く来たとしても、
お参りできなかったんだね…
世の中うまく出来てるというか…。
あのお婆さんに会わなかったら、間違った道を歩いて遠回りしていたかも知れない。
お話を聞かずに先を急いでも、7時まではここで待ちぼうけだったし、お婆さんに対してバツの悪さも背負うことになった。
緻密に計算しても、空回りすることもある。
でも流れに身を任せれても、うまくいったりする。
うまく言えないけれど、おおらかで優しい意志というか空気というか、そんなものがここ室津の町全体を包んでいるような気がした。
■金剛頂寺へ
kakkaとふたり、足は速いが気持ちはゆったりで先へと進む。
結局さぁ、なるようにしかならない って事だよね~
うん、なるようになるしね~
室戸病院を過ぎ、金剛頂寺に入る道の目印「民宿うらしま」が見えてくる。
「黄色い聖典(お遍路map)には休館って書いてあったけど営業してるね」
などとお喋りしながら歩く。
やがて道は山に入り急勾配に。
今日もサンダル履きのkakka、しかしサクサク登っていく。
ヒーヒー言いながらその後を追う。
「kakka、何でそんなに早い~?!」
8時半、金剛頂寺に到着。
ここも石段を登って本堂がある。津照寺ほどではないが…。
お参りを済ませ、すぐにTOMに電話。
石段があることを伝え、どこに居るか尋ねると、タクシーですぐ下まで来ているという。
石段を下りてTOMを待つ。程なくTOM到着。
代わりに納経するつもりでいたら、自分でお参りしたいと言う。
今日は足がそんなに痛まないからと。
お参りしたいというのを止める訳にもいかないので、TOMとはここで別れ、kakkaと山道を下る。
下りの山道が結構きつい。急な傾斜とぬかるんだ地面で2度ほど足を滑らせた。
慎重に降りる。
…と、胸騒ぎがしたのでTOMに電話。
下りは険しい道だから、徒歩で降りてこないで~!
そう伝えるつもりだったが、電波の状態が悪い。
メールなら届くかもと歩きながら打ち、
電波の届く所まで一気に駆け下りる。
再びTOMに電話。今度は繋がった。
歩いて降りようかと思ったけど、
メール読んでタクシー呼んだ~ とTOM。
あ~良かった。間一髪。
↑ 山を下りきった風景
■海の駅キラメッセ
山を下り切り、大師堂と書かれた古いお堂の脇でkakkaと休んでいると、TOMからまた連絡が入った。
「キラメッセに寄るの、寄らないの? それによってタクシーの行き先が変わるから」
地図を見ると、ここからキラメッセは行当岬を1km弱戻った所にある。
今日は先を急がなければならないので「寄らない」と返事を返す。
旧道を歩いていたら、家と家の間に鯨が見えた。
何だろう? と思って国道に出てみると、そこがキラメッセだった。
慌ててTOMに電話!
でも繋がらない。
…ゴメンねTOM。
kakkaとふたり、キラメッセへ。
ゆっくり出来ないのでレストランには行かず、売店に入る。
フルーツ、野菜、魚、特産品、お弁当も売ってる。
あ、ジェラード!
昼食用に弁当を買い、ジェラードも買って外で食べる。
濃厚なクリームに爽やかなフルーツのアクセント 最高!
ドルチェの後はミーティング。
「kakka、これからどうする?」
「ここからバスに乗る」
「beeは?」
「私は奈半利目指して歩く」
これから歩く私のために、kakkaがリポDを買ってきてくれた。
ジェラードでお腹が満タンだったので、水が入ったペットボトルに移し替えた。
kakkaが飲んでいたリモナーダも混ぜる。
これが思いがけず美味しかった!
リポDの甘さが水で薄まり、リモナーダの酸味がアクセントになって爽やか。
元気もチャージ出来そうだし。
ありがとうkakka!
kakkaに別れを告げ、歩き始める。
歩行距離:約23km
今日は今回の旅の最終日。
豪雨あり晴天ありと盛りだくさんの天気だったけど、足も身体も元気!
今回「急がない」を念頭に歩いてきたけど、今日は東京に帰らなければならないのでそうは言っていられない。
高速バスと高知行きの電車の時間を逆算して、所々ペースチェックしながら進まなければ!
今日は荷物が軽いからきっとラク。
■段取り
TOMは今日、バスとタクシーで津照寺、金剛頂寺を打つ。
津照寺の本堂は長い石段の上だが、納経所は石段の下にあるそうなので墨書きとご朱印はもらえるらしい。
私がTOMの書いた写経を本堂と太子堂に納めることにする。
写経を納めればお参りしたと同じ事だよね? 写経してて良かったねTOM。
金剛頂寺へはバスとタクシーを乗り継いで行くという。
kakkaは歩けるところまで歩いて、その先はバスで移動するかも…と。
私は、徒歩で奈半利駅を目指す。
その為には綿密に予定を立てなくては…。
宿から津照寺までは2kmだから約40分もあれば着く。
7時に納経所が開くのと同時に墨書きをもらうために、
早めに行ってお参りを済ませておく…
次のお寺までは4kmだから~
などなど細かく段取って、kakkaとふたり、鯨荘を6時ちょっと過ぎに出発。
TOMは宿で朝食を食べてからの出発。
■津照寺へ
私が自販機で水を買っている間にkakkaがずっと先を歩いていく。
ご近所のお婆さんと話しながら歩いてる。
しばらく行くと今度は、中年の女性と立ち止まって話している。
私も追いつき話に加わる。
その方もお遍路の経験があるという。
室戸のお塩が美味しいこと、お土産にはカツオの加工品がオススメ…
等々、地元の方ならではの情報を教えていただく。
女性と別れ二人一緒に歩いていると、犬の散歩をしているお婆さんが来た。
「津照寺に行くの? ならこっちの道よ」と、わざわざ散歩を中断して案内してくださる。
「Yショップ」という店の前まで送ってくれて、その店の前で立ち話が始まる。
この道(55号線)が出来たのは、オリンピックの年で…
ウチの息子も東京に住んでいて…
津照寺に早めに着かないと時間が押しちゃう…
一瞬、朝立てたスケジュールが頭をよぎる。
だがもう一方で、話をじっくり聞きたいとも思う。
私が小さい頃はね、ここから海が見えたのよ
室戸は空も海もキレイだから、ここに住んでいれば旅行なんて行かなくてもいいの
ほのぼのとしてステキなお話。
それに、わざわざここまで案内してくださった気持ちが有り難い。
先の事なんて今は考えなくて良いじゃない。
もう少しここでこのまま、今の時間を楽しもう。
そう思い、お婆さんの話に笑ったり驚いたり…
15分ほど楽しくお話を伺い、「気をつけて」の言葉をいただきその場を後に。
7時ちょっと前に津照寺に到着。
石段が思った以上に迫力。
時折足を止め、室津港の美しい景色を眺めながら登り
7時ジャスト、本堂に到着。
が、鍵が閉まっていてお参りできない。
ロウソクもお線香も上げられない。
程なくお寺の方が来て鍵を開けてくださった。
お参りを終え、kakkaと顔を見合わせた。
あのお婆さんを振り切って早く来たとしても、
お参りできなかったんだね…
世の中うまく出来てるというか…。
あのお婆さんに会わなかったら、間違った道を歩いて遠回りしていたかも知れない。
お話を聞かずに先を急いでも、7時まではここで待ちぼうけだったし、お婆さんに対してバツの悪さも背負うことになった。
緻密に計算しても、空回りすることもある。
でも流れに身を任せれても、うまくいったりする。
うまく言えないけれど、おおらかで優しい意志というか空気というか、そんなものがここ室津の町全体を包んでいるような気がした。
■金剛頂寺へ
kakkaとふたり、足は速いが気持ちはゆったりで先へと進む。
結局さぁ、なるようにしかならない って事だよね~
うん、なるようになるしね~
室戸病院を過ぎ、金剛頂寺に入る道の目印「民宿うらしま」が見えてくる。
「黄色い聖典(お遍路map)には休館って書いてあったけど営業してるね」
などとお喋りしながら歩く。
やがて道は山に入り急勾配に。
今日もサンダル履きのkakka、しかしサクサク登っていく。
ヒーヒー言いながらその後を追う。
「kakka、何でそんなに早い~?!」
8時半、金剛頂寺に到着。
ここも石段を登って本堂がある。津照寺ほどではないが…。
お参りを済ませ、すぐにTOMに電話。
石段があることを伝え、どこに居るか尋ねると、タクシーですぐ下まで来ているという。
石段を下りてTOMを待つ。程なくTOM到着。
代わりに納経するつもりでいたら、自分でお参りしたいと言う。
今日は足がそんなに痛まないからと。
お参りしたいというのを止める訳にもいかないので、TOMとはここで別れ、kakkaと山道を下る。
下りの山道が結構きつい。急な傾斜とぬかるんだ地面で2度ほど足を滑らせた。
慎重に降りる。
…と、胸騒ぎがしたのでTOMに電話。
下りは険しい道だから、徒歩で降りてこないで~!
そう伝えるつもりだったが、電波の状態が悪い。
メールなら届くかもと歩きながら打ち、
電波の届く所まで一気に駆け下りる。
再びTOMに電話。今度は繋がった。
歩いて降りようかと思ったけど、
メール読んでタクシー呼んだ~ とTOM。
あ~良かった。間一髪。
↑ 山を下りきった風景
■海の駅キラメッセ
山を下り切り、大師堂と書かれた古いお堂の脇でkakkaと休んでいると、TOMからまた連絡が入った。
「キラメッセに寄るの、寄らないの? それによってタクシーの行き先が変わるから」
地図を見ると、ここからキラメッセは行当岬を1km弱戻った所にある。
今日は先を急がなければならないので「寄らない」と返事を返す。
旧道を歩いていたら、家と家の間に鯨が見えた。
何だろう? と思って国道に出てみると、そこがキラメッセだった。
慌ててTOMに電話!
でも繋がらない。
…ゴメンねTOM。
kakkaとふたり、キラメッセへ。
ゆっくり出来ないのでレストランには行かず、売店に入る。
フルーツ、野菜、魚、特産品、お弁当も売ってる。
あ、ジェラード!
昼食用に弁当を買い、ジェラードも買って外で食べる。
濃厚なクリームに爽やかなフルーツのアクセント 最高!
ドルチェの後はミーティング。
「kakka、これからどうする?」
「ここからバスに乗る」
「beeは?」
「私は奈半利目指して歩く」
これから歩く私のために、kakkaがリポDを買ってきてくれた。
ジェラードでお腹が満タンだったので、水が入ったペットボトルに移し替えた。
kakkaが飲んでいたリモナーダも混ぜる。
これが思いがけず美味しかった!
リポDの甘さが水で薄まり、リモナーダの酸味がアクセントになって爽やか。
元気もチャージ出来そうだし。
ありがとうkakka!
kakkaに別れを告げ、歩き始める。





