美学と哲学をもって柔軟に。祖母とカールラガーフェルド | 設楽ゆきBLOG◇東京表参道

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Wワークスタート2005年→独立2012年→
会社設立2020年

個人的な記録の記事。
一つの時代が終わったと感じた時のこと。
 
 

今年の3月祖母が亡くなった。

大往生99歳。
老齢のため歩行困難などがあり、
三年ほど施設にいた。
 
祖母はボケもほぼ出ずに、
私のことも施設に入ってすぐは
覚えていたが、ここ二年は
会っても私のことは分からなくなっていた。
 
命が危ういということで、
3月の上旬にダーさんと共に
会いに行った。
その一週間後に亡くなった、
あの時無理をして会いに行ってよかった。
 
祖母はお嬢様育ちでワンマン社長。
人にも自分にも厳しい。
だけど、人のためにと努力できる人。
信心深く本質的には優しい人。
祖母のことは、尊敬しているものの
厳しい人なので、大好きな家族とは
思えていなかった。
だけど、初めて親族のしで
悲しくて泣いた。
大往生だし、病気でもないし、
悲しくは無いが泣いた。
 
その一ヶ月前、ファッション界の帝王
カールラガーフェルドが亡くなった。
カールの言葉には、特有の厳しさを感じる。
美学の塊のような人だと感じる。
ファッションはアートではなく商業である
という彼の言葉通り、
美学のある服は創るが、売れないものは
創らない。オートクチュールのような特定の
人しか買えないものは創っているけれど。
 
彼が亡くなったと聞いて、
初めて他人のしで泣いた。
追悼の言葉を読んでは、正確には
見かけては嫌な気持ちなっていた。
亡くなったと思いたくなかった。
しばらく心にぽっかりと穴が空いていた。
 

CHANEL Instagramより画像お借りしました
 
そんなに好きだったのか。
好きというか尊敬だ。
 
子供の頃、ファッション通信という
番組が好きだった。
大内順子さんの解説がおもしろかった。
青森だったので、週末の早朝に放送していた。
 
ディオールの「ジャンフランコフェレ」
シャネルの「カールラガーフェルド 」
この二人の名前が出てくる時、
とてもワクワクしていた。
 
2017年のパリでディオール大回顧展を
観に行った時(そういえば真冬の寒空の下
2時間半待った!)
ジャンフランコフェレの作品は、
子供の頃の憧れを思い出して、
一人ウルウルしてしまった。
 
 
ジャンフランコフェレも、
カールがそうであるように、
ディオールを再建した。
 
カールは素敵なものを創る人、
シャネルを再建したリーダー、
先見の明で伝統とポリシーを
新時代に適応させてきた人。
世界に大きな影響を与えた人が亡くなった。
 
亡くなって気づいたけど、祖母は私に
大きな影響を与えていたと思う。
心の面でもそうだし現実面でも。
祖母がいたおかげで家族が皆
豊かに暮らせたし、
仕事を大切にする気持ちは祖母からだ。
祖母は会うと私に聞くのは仕事のこと。
結婚がどうとか、ほぼ言われたことは
なかったな。仕事のことばかり。
 
今年は平成が終わって令和に
変わったこともあるけど、
私の中で新しい時代に行くのだと
この二人のしから感じた。
時代の節目。人生の節目。
 
祖母から受け取った仕事への真摯さと、
カールから感じる美学と哲学。
それらは私の人生でも大切にして。
本質的であり時代にあう、
こだわりがあるが柔軟性を持って
提供していきたい。
 
カール最後のコレクション
 

 
 
 

 

紫月天弓美LINE@

 

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