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皆さま、こんにちは!

 

皆さまは平成11年に劇場上映された

鉄道員(ぽっぽや)を覚えてますか?

高倉健さんが主人公の乙松さんを熱演、

根室本線・幾寅(いくとら)駅が舞台になった映画です。

リアルな鉄道シーンがわんさか出てくるので

自分はブルーレイ版を保有してましたよ。

 

欲しい方は下記のリンク先から購入くだされ。

 

 

ロケ地になった幾寅駅は皆さまがご存知の通り、

今年の春に廃止されてしまいました。

根室本線・幾寅駅

幾寅駅を含む富良野駅~新得駅間は

平成28年8月に発生した台風10号によって被災。

長期運休の末、復旧されることなく廃止されたのです。

 

どうでもいい話ですが、

台風10号が道内を直撃したこの日は自分、

道東を旅してました。

台風が直撃した日の夕方、

本当は特急列車に乗り

宿泊先の札幌市内まで移動する予定でしたが、

石勝線と根室本線の路床が流失したことから断念。

急遽、宿泊先を釧路市内に変え

翌日の飛行機で帰宅したのですよ。

釧路市内で絶望的な気分でいたことは

今でも忘れませんぜ☆

 

その台風被害が発生した翌年のこと。

鉄道が運休中のままの幾寅駅を訪れました。

根室本線・幾寅駅

ますは幾寅駅の様子から。

上の画像にも写ってる通り

映画のロケが終了したのちも

劇内で登場する「幌舞駅」仕様のまま残されてました。

 

本来の「幾寅駅」の駅名標が

駅舎の隅っこに申し訳程度で貼られてましたっけ。

根室本線・幾寅駅

 

幾寅駅の周辺には駅舎以外にも

数多くのロケセットが残されてます。

それらはブログの後編で触れることにしまして…

根室本線・幾寅駅

 

今回は幾寅駅の構内の様子や歴史をちょこっとだけ。

幾寅駅は映画のロケ地としてだけではなく

歴史も興味深い駅でした。

まずは駅舎内の様子からです。

根室本線・幾寅駅

元々は事務室だったエリアが映画の展示コーナーに変わり、

時間内であれば自由に見学できるそうです。

もちろん自分も眺めてきましたが、

詳細は後編にて。

 

駅舎を抜けホームに入ります。

根室本線・幾寅駅

 

幾寅駅は単式ホームがあるだけの棒線駅でした。

根室本線・幾寅駅

幾寅駅は明治35年に開業。

現在は棒線構造の駅ですけど、

昭和57年までは貨物の取り扱いがあり、

興味深い構内の持ち主でしたの。

 

下は国土地理院のサイトから転載した

昭和52年撮影の航空写真ですが、

この頃は上下線それぞれにホームがあったことがわかりますよね。

根室本線・幾寅駅

構内の外れ(南側)にも貨車が留置されてますけど、

注目なのは駅舎側の北側に並ぶ貨車の位置です。

駅舎と現存するホームの間に貨物側線があり、

そこに大量の貨車(全部で10両?)が留置されてるのが

見えるでしょうか?

 

側線を赤線で補足するとこんな感じです。

根室本線・幾寅駅

駅舎とホームの間に貨物側線がある駅は

全国各地に山ほどありますけど、

幾寅駅はこの側線がちょいと変わってまして…

 

駅舎とホームの間には高低差があり、

その中間位置に側線が敷かれてたのです。

根室本線・幾寅駅

ホームに繋がる通路の途中に踊り場があるのは

そこに側線があったから。

目の前に貨車の車輪が見えるこの高さにに

側線がある駅は稀だと思いますよ。

 

その側線ですが、

現在は線路が外され花壇に変わってました。

根室本線・幾寅駅

根室本線・幾寅駅

 

この側線には長大な編成の貨物列車が

留置されることもあった模様。

下は昭和47年撮影の航空写真ですが、

駅舎の正面に留置されてる貨物列車をご覧ください。

構内踏切を塞がぬよう、

編成が分割されて留置されている様子がわかりますよね。

根室本線・幾寅駅

それでは幾寅駅になぜ、

これほど大量の貨車が留置されていたのかの

考察でしたが…

 

幾寅駅の周辺は土地の90%が森林で

古くから林業が盛んな地域。

昭和22年には幾寅営林署が置かるほど、

扱う量は大きかったそうですよ。

昭和23年に撮影された航空写真を見ると、

確かに駅周辺は貯木場だらけでした。

根室本線・幾寅駅

わずかな期間ですけど

駅前から森林鉄道が伸びていた時代もあったそうで。

余談ですが、幾寅駅は明治35年の開業時から昭和8年まで

現在の位置とは反対側の南側に駅舎がありました。

旧駅舎跡?と記した場所に

初代の駅舎があったのではないでしょうか。

 

幾寅駅に大量の貨車が留置されていたのは

地産の木材を出荷するためだったのでは?

今はガランとしてしまった構内を見ながら

そんなことを考えてましたよ。

根室本線・幾寅駅

 

駅舎の高さではなく… 

だからと言ってホームの高さでもなく…

なぜ中途半端な高さに側線が敷かれていたのかが

気になっているの、自分だけじゃありませんよね?

根室本線・幾寅駅

 

腕木式信号機がやたら低い位置に置かれてました。

根室本線・幾寅駅

こちらは映画のロケに使われたセットだそうな。

“映える”高さに置かれたってことかな?

一番上にUPしたDVDのジャケットをご覧ください。

 

駅前に残るロケセットも見てきましたが、

長くなりましたので後日のブログに続きます。

根室本線・幾寅駅

 

 

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