皆さま、おばんです!


電車に付けられている「形式」のことですが、

記号や数字にはそれなりの意味があることは、

鉄道ファンでしたら誰でも知っていることです。


例えば、車体側面に「クモハ101-55」と書かれていたら、

ク…制御装置(運転台)付の車両

モ…電動車(モーター付車両)

ハ…3等車(現在の普通車) ってな感じで。


私鉄の車両も、国鉄(JR)の車両と同様に、

形式にはそれなりの意味合いがあるのですが、

今回ネタにする阿武隈急行のA417系電車は、

解読が難しい形式付けがされているのですよ。

今回は、そのことを書きたいと思います。



まずはこちら、

阿武隈急行線ではお馴染みの8100系電車です。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108f

民鉄初の交流電車であったり、サイリスタ位相制御車だったりと、

注目すべく点の多い電車です。


この8100系、阿武隈急行を示す「A」に、

電動車を示す「M」、附随車を示す「T」を組み合わせて、

福島駅側 ← AM8100形+AT8100形 → 槻木駅側

の2両編成が組まれております。

全部で9編成が稼働しており、

更には福島駅寄りに奇数番号車、槻木駅寄りに偶数番号車がくるよう、

4ケタの数字は1番づつずらして付番されているのでした。


AM8101+AT8102

AM8103+AT8104

・・・

AM8117+AT8118 の全9編成ですね。



そんな阿武隈急行線に平成20年、突如登場したのが、

JR東日本からの譲渡車・A417系電車でした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108a

元は国鉄(JR)の417系電車なのですが、

最近のJR東日本の車両の形式の頭に「E」が冠せられてるのに倣って、

この車両も、A417系に改められております。

頭の「A」は先の8100系と同様に、阿武隈急行を示す「A」ですよ。


この417系電車、JRの時代には、

クモハ417‐1+モハ416‐1+クハ416‐1

という形式・番号がふられていたのですが、

問題なのは、3両編成で中間車両が発生するために、

先に書きました、

「福島駅寄りに奇数番号車、槻木駅寄りに偶数番号車」

の法則が適用出来なくなってしまうのです。

中間車両には、福島駅寄りも槻木駅寄りもありませんからね。


そこでA417系、形式はどのようになったかというと…


槻木駅側より、
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108d

AT418(旧・クハ416‐1)


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108c

AT417‐2(旧・モハ416‐1)


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108b

AM417‐1(クモハ417‐1)

という、車両によってハイフン有無が入り混じった、

ややこしい番号になってしまったのです。

しかも国鉄(JR)時代には無かった「418」なんて数字も出てきちゃってるし。



おそらくは電車の番号では、

5ケタのインフレ番号になってしまった東武8000系に次ぐ、

難易度の高いものではないかと。


朝夕のラッシュアワー時にだけ顔を出す阿武隈急行・A417系電車。

この電車の遭遇した際は、

解読の難しい番号のことも思い出してみてください。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d0108e