今年2026年に開館55周年を迎えた浜松市美術館。
それを記念して現在、開催されているのが、
“いま、私は現代アートと出会う”という展覧会。
意外にも、開館55年目にして初となる現代アートの展覧会です。
出展作品は、約70点。
それらの中には、奈良美智さんや、
村上隆さん、
つい先日、お亡くなりになったデイヴィッド・ホックニー、
他にも、大人の事情で写真を掲載できませんが、
草間彌生さんやジュリアン・オピー、ダミアン・ハーストなどなど、
国内外を代表する現代アートティストたちの作品が多く含まれています。
実は出展作品はすべて、アールビバン株式会社の社長・野澤克巳さんによるコレクション。
本展は、これまで知る人ぞ知る存在だった、
通称、野澤コレクションが初めて公開される貴重な機会となっています。
ジャスパー・ジョーンズの版画作品のような、
家に飾りやすい小型の作品もあるにはありましたが。
コレクションの全体としては、
こちらのアンゼルム・キーファーの立体作品や、
美術館のロビーに展示されていた李禹煥作品を筆頭に、
大型の作品が多くを占めていました。
絵画作品もまた然りで、やはり大型のものが目立ちます。
これらの作品を購入したのもさることながら、
保管し続けられていることにも驚かされました。
個人コレクションっていうレベルじゃねぇぞ。
それが、野澤コレクションです。
そんなミュージアム級の野澤コレクションには、
現在第一線で活躍する現代アーティストの作品だけでなく、
ウォーホルやリキテンスタインら美術史に残る巨匠の作品もあります。
それも、ごろごろと。
中には、多くの現代アーティストに憧れられる、
現代アート界のカリスマ的存在サイ・トゥオンブリーや、
世界的に注目を集める「GUTAI」こと、
具体美術協会を代表する白髪一雄といった、
オークションでの高額で落札記録をもつ巨匠たちの作品も。
また、出展作には、日本を代表する前衛芸術家集団、
ハイ・レッド・センターの1人、中西夏之の作品もありました。
中西夏之は、ちょうど現在、初となる大規模回顧展が全国巡回中。
没後10年でもあり、再注目を集めている旬なアーティストです。
本展は、そんな今話題の芸術家の作品も取り揃えているのも見どころ。
今話題の芸術家といえば、先日その正体が明らかにされた、
バンクシーことロビン・ガニンガム(?)の作品も出展されていますよ。
そうそう、話題になったと言えば。
今日から芸大美術館で開幕する“日曜美術館50年展”のオリジナルグッズ。石田徹也の代表作《飛べなくなった人》のぬいぐるみ。飛行機に描かれたマークをモチーフにしたポーチやタオルも。
— アートテラー・とに~ (@artteller) March 28, 2026
まさか自分の作品がこんな風にグッズ展開されるとは!石田徹也自身も驚いていることでしょう! pic.twitter.com/JaGklXwlc1
今年3月、“日曜美術館50年展”のオリジナルグッズである、
石田徹也のぬいぐるみのことをなにげなくXに投稿したら、トレンドになってしまいました。
その作品ではないのですが、本展には石田徹也の作品も出展されています。
スーパーマーケット、もしくはコンビニの袋を身にまとい、
部屋の中で思い思いに過ごす無表情の石田徹也風の男性たち。
一度目にしたら忘れられない強烈なインパクトがありました。
なお、画面の中央には、食べかけのかっぱえびせんが描かれていました。
古今東西、たくさんの美術作品がありますが、
かっぱえびせんが描かれたのが、おそらくこの作品だけでは?
ついでに、バヤリースも。
さてさて、ここまでで全然紹介しきれていないですが、
本展にはまだまだ人気作家の作品がたくさんあります。
日本写真史上最高のアマチュア写真家・植田正治や、
国際的に活躍したコンセプチュアルアーティスト・河原温、
21世紀の“光の魔術師”オラファー・エリアソンなどなど。
香月美菜さんの《5:21:10》という作品。
香月さんは、1989年生まれ。
本展の出展作家の中で、断トツ最年少のアーティストです。
彼女の作品に使われているこの深い青色は、
アンミカもビックリ(?)の200色以上の青を調合したもの。
その香月ブルーというべき青い絵具を大量にキャンバスに乗せ、
自ら考案した細い板に刷毛をつけた器具で、一筆描きで引き延ばす。
そのルールのもと、香月さんは作品を制作し続けているそうです。
本展を通じて初めて、香月さんのアートに出会いましたが、





















