南米ペルー、アンデス山脈の山奥、
標高2400mの頂にある謎の空中都市・マチュピチュ。
そんなマチュピチュの名を冠した“マチュピチュ展”が
現在、森アーツセンターギャラリーで開催されています。
2021年にアメリカの美術館で開催されたのを皮切りに、
世界各地を巡回し、これまでに54万人を動員しているそうです。
本展の冒頭を飾るのは、鮮やかな青と黄色が目を惹く何やら。
一瞬、ウクライナの国旗かと思いましたが、
その正体はコンゴウインコの羽根を縫い付けた装飾布とのことです。
この大きさの布を装飾するのには、何羽のコンゴウインコが必要なのでしょう?
本展には、そんな装飾布を含む約130点の文化財が、
ペルーの首都・リマにある「ラルコ博物館」から来日しています。
画像では伝わらなくて恐縮ですが、
基本的に会場内はどこも、BGMが流れています。
それにくわえて、照明による演出が随所に。
展覧会というよりも、ディ●ニーランドのアトラクションのような印象を受けました。
いや、もちろんディ●ニーのアトラクションとは違って、
展示品はレプリカではなく、すべて古代遺跡から発掘された本物です。
ほとんど馴染みのない古代アンデス文明ですが、
造形的に興味深いものが多く、理屈を抜きに素直に楽しめました。


さて、インパクトある考古品は多々ありましたが、
中でも印象的だったのが、《シャーマンの変容》です。
キャプションには、こう説明がありました。
このシャーマンは動物の超自然的な力を取り入れることによって、
シカの耳と鼻から伸びるヘビを備えた人間の顔は、
私たちの目の前でジャガーの顔へと変貌し、
3回くらい読んでも、意味はよくわからなかったですが(笑)
シャーマンが何かと融合し、変身したことだけはわかりました。
古代ペルーの北海岸に栄えたモチェ文化における主神アイ・アパエックです。
アイ・アパエックは、犬とトカゲ、アメリカハゲワシをお供に、
天空、現実、祖先たちが暮らす内なる世界の3つの世界を旅しました。
その道中では時に、超人的な力を持つフグやカニなどが現れるという困難も。
しかし、超人的な力を持つアイ・アパエックは、見事フグやカニに勝利します。
その結果、それらの能力を得ることができました。
ただ、どうやら見た目もそれらと融合した姿になる模様。
ロックマンと同じシステムであるようです。
ちなみに、アイ・アパエックは、動物以外とも融合が可能。
これらのアイ・アパエックは・・・・・
トウモロコシやトウガラシと融合していました。
むしろ、戦闘力が低下しているような気もします。
アイ・アパエック以外で印象に残っているのが、神聖で豪華な副葬品の数々です。
展覧会では、10人のアンデスの支配者たちが、
実際に身につけていた装飾がそのままの姿で紹介されていました。
装身具の中でも、鼻飾りは特別な存在だったそうです。
鼻に引っかける形で装着する鼻飾り。
鼻呼吸も辛そうですが、
鼻飾りによって口元が覆われるので、口呼吸も辛そうです。
なお、鼻飾りの中には、下部にジャラジャラが付いているものも。
呼吸や発声することで、ジャラジャラと音が鳴るタイプの鼻飾りとのことです。
不便なことこの上なし!
鼻飾りが廃れたのも納得です。
ちなみに。
展示品そのものというよりも、
名前が印象的だったのが、こちら↓

















