創業200周年を迎える化粧品メーカー、伊勢半本店。
今年1月に社名を「伊勢半ホールディングス」に変更しましたが、
日本に残る唯一の紅屋として今もなお、伝統的な紅の製造も行っています。
そんな伊勢半が運営するのが、紅ミュージアム。
創業時から守り続けている紅作りの技や、
近世の化粧道具などを中心に紹介するミュージアムです。
南青山の地に2005年に誕生し、今年でめでたく開館20周年を迎えました!
それを記念した展覧会が現在中です。
会場では、これまでに開催された展覧会や、
紅ミュージアムとのコラボで生まれた作品などが紹介されています。
中でもとりわけ目を惹くのが、こちらのアイテム↓
江戸時代に、婚礼調度の一つとして贅を尽くして作られた、
宇和島藩伊達家に伝わる「黒塗御紋散梅に竹文蒔絵香道具箱」・・・の復元模型です。
そう聞いて、“なーんだ、レプリカか”と思ってしまった方もいらっしゃるでしょうが。
こちらは、2009年から2011年にかけて行われた、
「十種香箱復元制作プロジェクト」によって制作されたもの。
金沢や輪島など石川県在住の若手を中心に、
漆工や木工、金工、陶器、表具、硯、彩絵などなど、
さまざまなジャンルの工人の技が集結しています。
黒塗御紋散梅に竹文蒔絵香道具箱の実物を観たことはないですが、
おそらく実物と見比べてみたとしても、
どちらが実物がわからないくらいに精巧に復元されていました。
なお、この復元模型が公開されるのは、
2011年の展覧会以来、14年ぶりとのことです。

紹介されていた数々のトピックの中で、
個人的に一番思い出深いものが、こちら↓
2020年に開催された漆芸家・岩田俊彦さんの個展です。
実はこの展覧会に出品されていた岩田さんの作品の1つを、
当時、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したのでした。
あれから5年経ちますが、定期的に取り出しては眺めています。
反対に、まったく思い入れがないトピックがこちら↓
2023年に、紅ミュージアムは初めて博物館実習生を受け入れたそうです。
いや、知らんがな(笑)
ところで、会場内にあるパネルのほとんどに、
数字がふってあったことにお気づきでしょうか?
本展のタイトルは、“紅ミュージアム寿語録”。
“寿語録”と書いて、「すごろく」と読みます。
本展は、紅ミュージアムの開館から現在まで、
その20年の歴史をすごろく形式で振り返るもの。
そう、パネルがすごろくのマスになっているのです。
すごろくなので、いくつかのマスには「指示」もあります。
会場の入り口にサイコロが用意されているので、
実際に“紅ミュージアム寿語録”で遊ぶことも可能です。
そんな皆様のために、どこでも遊べるすごろくも用意されています。
ぜひ持ち帰って、ご家族ご友人とプレイしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに。
11月28日金曜の18時からは、
「サイコロふってリアル寿語録ツアー」が開催予定です。















