ラグジュアリー:ファッションの欲望 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ラグジュアリー:ファッションの欲望



この何ともセクシーな女性が横たわるポスター。

グランバザールだか、スパークリングセールの告知かと思いきや、

実は、 “ラグジュアリー:ファッションの欲望” という美術展のポスター。


昨日のレベッカ・ホルン展に引き続き、

これまた東京都現代美術館で開催中です (来年1月17日まで)



さて、皆様が、このポスターを見て、

グランバザールだか、スパークリングセールを連想してしまったのも、無理はありません。

(…えっ?そんな連想をしたのは僕だけ??)


この美術展は…


  今年創立30周年を迎えた京都服飾文化研究財団の1万1千点を超すコレクションより、

  ラグジュアリーというテーマのもとに多角的な視点で精選した、

  17世紀から現代までの作品を一挙に展示した


ファッションの美術展。

それは、ポスターがファッショナブルになるはずです。




さてさて、僕は、

ラグジュアリーという言葉とは、まぁ、ほど遠い存在の人間f^^;

会場に入る前から、


ラグジュアリーなお召し物がたくさん展示されている場所に、

果たして、僕は似つかわしいのかしらん?”


と、不安で不安で仕方ありませんでした。



何とか勇気を振り絞って、最初の会場に入ってみると、

そこには、たくさんの豪華なお召し物がキラキラ

ただ、想像していたような、

豪華絢爛で煌びやかな会場ではなく、すごくシンプルで博物館のような会場。

萎縮してしまうことはありませんでした。



展示会場の冒頭にあったのは、

以前、 “祝祭の衣装展”“ポワレとフォルチュニィ” で観たようなドレスの数々。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-イヴニング・ドレス、ショール 



女性ならば、


「着てみたいわぁラブラブ


という気持ちになるのでしょうが、

男子ですので、特に何とも思いませんでした (笑)



何とも思わないことがなかったのは、近年の衣装。

ツッコミどころが多かったです。

一番度肝を抜かれたのが、こちら。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-ロイ・リキテンシュタイン



「えっ?この服、ラグジュアリーっすか (笑) ??」


僕の好きな画家の一人ロイ・リキテンシュタインが、

テキスタイル・デザインをしているドレスらしいのですが。

バックプリントに太陽とは、斬新すぎます。

スゴくポップな右翼の方が着そうな感じがしました。




しかし、度肝を抜かれるのは、まだ早かったです。

お次の展示会場では、

「今までにない服」 の制作に挑み続ける、コム・デ・ギャルソンの川久保玲のドレスが約30点。


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-コム・デ・ギャルソン   アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-コム・デ・ギャルソン



「何じゃ、こりゃ!」

を、連発してしまうほど、間違いなく、今までにないドレスばかり。

どれも着てみたいとは、これっぽちも思わない… (笑)


しかも、これらのドレス。

ただ並べて、展示されているのでなく、

建築家・妹島和代の手による…


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-妹島和世による空間デザイン



この不思議な空間デザインスペースに展示されているのです。

ここだけは、ファッション好きも、建築好きも、アート好きも必見ですよ♪

(ちなみに、このスペースだけは、無料開放しています)



“いやぁ、もう度肝を抜かれることはないでしょう”


…と安心していたら、

最後の展示で、度肝という度肝を根こそぎ抜かれました。

『ひとつだけの服』 と銘打たれたメゾン・マルタン・マルジェラのドレスの数々。

これは、もうファッションの域を超えています。


例えば、これ↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-メゾン・マルタン・マルジェラ ドレス 



離れてみると、カラフルな模様のついた黒いドレス。

でも、近くで見ると、これがレコードだけで作られているのが一目瞭然。


「どう着るんだ…?そして、着心地は…??」


疑問しか湧かないドレスです。



それから、これ↓


アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-メゾン・マルタン・マルジェラ ジャケット 



ビールの王冠など飲料の蓋だけで作ったジャケット。

…ジャケットなんでしょうか?

女友達が、これを着て現れたら、

まず間違いなく、 「一旦帰りなよ」 と諭します。



他にも、メゾン・マルタン・マルジェラは、

靴紐、トランプ、キャンパスなど様々な素材で、斬新すぎるファッションを発表しています。

一生着ることのないファッションを知る、いい機会ではありました。





というわけで、普通のショップと違って、

全くどの服にも目移りしなかったこのファッション展 (笑)

星

こういうよくわからない展示を、

お金を払って観てみたことが、僕にとっての一番のラグジュアリーでした。





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