昨日は東京都写真美術館へ。
“セバスチャン・サルガド アフリカ” を観た後は、
その上の階で、 “木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし” を観賞いたしました。
会期は、来年2月7日まで。
木村伊兵衛と、アンリ・カルティエ=ブレッソンという写真史に残る2人の写真家をフィーチャーした写真展。
美術展の案内には、
「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソンという偉大なふたりの写真家の個性を堪能するだけではなく、近代的写真表現が絶対的普遍的でありながら、同時にいかに個別的相対的なものであったかということを見ようとする試みでもあります」
と、何とも小難しいことが書いてありますが。
(絶対的普遍的?個別的相対的??)
僕が思うには、この写真展は、単純に…
どっちの写真ショー
として、楽しめばイイ気がします (笑)
「木村伊兵衛か?それとも、アンリ・カルティエ=ブレッソンか?
アナタが観たいのは、どっち??」
まずは、ごく簡単に木村伊兵衛をご紹介。
《木村伊兵衛》
(この写真は、アンリ・カルティエ=ブレッソンによるものです)
(C) Henri Cartier-Bresson / Magnum Photos
「スナップショットの神様」
「ニューメディアの旗手」
「ライカの名手」
様々な異名を持つ日本を代表する写真家。
演出のない自然な写真を撮ることにかけては、右に出るものがいないという。
代表的な写真は、 《本郷森川町》
一方、対する、アンリ・カルティエ=ブレッソンは、
《アンリ・カルティエ=ブレッソン》
(この写真は、木村伊兵衛によるものです)
「ビロウドの手と鷹の眼を持つ男」
「20世紀最大の天才写真家」
「『決定的瞬間』の巨匠」
と、こちらも様々な異名で賞賛されるフランスの写真家。
写真史に燦然と輝く傑作 《サン=ラザール駅裏、パリ》 により、
“決定的瞬間” は、彼の代名詞とも言える言葉となっている。
(C) Henri Cartier-Bresson / Magnum Photos
それでは、ここで、それぞれの応援団として、
今回の展示作品の中から選んだ僕の好きな1枚をご紹介させて頂きます。
木村伊兵衛のベスト1は、こちら。
《隅田川》
煙の出方。4本の煙突の配置。水面に映った煙突の揺らぎ。
普通に考えれば、どれも何気ないものなのですが、
木村伊兵衛の手にかかると、全てがアートに見えてしまうから不思議です。
一方のアンリ・カルティエ=ブレッソンのベスト1は、
やっぱり、これしかないでしょう!
《ムフタール通り》
(C) Henri Cartier-Bresson / Magnum Photos
この少年の得意げな表情 (笑) !
“ムフフ♪” な感じです。
(↑ムフタール通りだけに?)
しかも、なぜか、瓶を両脇に抱えて (笑) !!
こんな幸せな場面に出くわすのは、ある意味で決定的瞬間です。
では、そろそろ、ラストオーダーのお時間です。
「木村伊兵衛か?それとも、アンリ・カルティエ=ブレッソンか?
今、観たいのは、どっち??」
…って、どっちを選ぼうとも、
会場に行けば、どっちも観られますので (笑)
さて、この辺で、美術展にジャッジを付けさせて頂きますと、
![]()
一つ星。
今回のブログでは、ネタっぽく、 “どっちの料理ショー” 風にお届けしましたが、
実際の美術展でも、ネタっぽくなくていいので、 ちゃんと対比させて展示して頂きたかったです。
“絶対的普遍的とか個別的相対的がどうのこうの” と小難しいことを言っている割には、
木村伊兵衛のコーナーとブレッソンのコーナーが完全に分かれていて、
全然、対比させて観ることが出来なかったのです。
対比させて観るには、何度も会場を行ったり来たりしなければなりません。
これが、もう面倒くさくて。。。
展示数もそれなりに多く、
ほぼ両者の代表作ばかりの展示であったのに、ただ並べただけ感が強かったのが残念です。
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