翌日は平日。
としお氏は仕事だったので
ワタシ一人で病院へ。
電話では今すぐどうのといった緊迫した容態ではなく
すぐに来てくれという口ぶりでもなかったが
吐血だの
誤嚥だのと言われたらそりゃ落ち着かない。
先生に詳しい話も聞きたいし。
ばあちゃんが入っている病室は4人部屋だ。
多少の出入りはあるものの
概ねいつも満床である。
大体ばあちゃんと同じような状態のおばあさんが4人いて・・・
と思っていたが
今ではばあちゃんが一番程度が重くなってしまった。
お一人は寝ながらではあるが
テレビがみられるし
もうあとお2人は
上体を自分で起こすことが出来る。
年齢もばあちゃんがダントツ上のようだし。
数日前までインフルエンザの流行で
『長時間の面会はご遠慮下さい』という掲示が
病院内のいたるところに貼ってあり
洗濯物の入れ替えにたびたび顔を出すものの
病室内に長い時間留まることは気が引けた。
・・・と、いうより
病室に入ると同時に
後の3人のおばあさんが過敏に反応するのだ。
洗濯物を棚に入れ替えていた時
と、声をかけられたこともあったり。
他の人たちのベッド下に置いてある洗濯籠の中には
同じネットの袋が入れてあって
おそらく洗濯物は業者が回収にくるようだ。
そういえば
他の家族が面会に来ているところに
あまり出くわしたことがない。
やっぱり
急性期の病棟と
療養病棟では雰囲気は微妙に違うんだよね。
もしかしたら
声をかけてきたおばあさんは
ちょっと虫の居所が悪かったのかも知れないし
ワタシが気に病むことでもないのだが
居づらいことは確かで・・・。
病室に来る途中
のぞいたナースステーションは
あいにく他の病室で処置でもしてるんだろう。
みんな出払ってしまっていた。
仕方ないので居心地の悪さを感じつつ
しばし病室で座って待つことにした。
肝心のばあちゃんはというと
苦しそうに息はしているものの
呼びかけても反応はない。
日によって多少の上り下りはあるものの
声かけするとちょっとは反応があり
先日は「こんにちは」が返ってきて
喜んだばかりだったのに。
15分はど待ったか
採尿パックのおしっこの回収に看護師さんが来てくれて
やっと先生の詳しい話を聞くことが出来たのでありました。
つづく
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