ここんとこご無沙汰だったけど


13番さんのあな ―介護家庭の日常―


例の『決まってる通院表』


アレ、相変わらず発行(?)されてマス。


今では歯医者は訪問

心療内科もジジのみ受診で

次回予約はワタシが受付で決めてきちゃう。

ばあちゃんの糖尿内科はワタシの配下


あとは2カ月に1回クスリをもらいに行く

ジジの整形と、血圧内科のみ。


こっちはあらかじめ把握してるんで

別に発行していただかなくてもいいんだが


これはこれでジジのお勤めみたいなもん。


「あしゅらさん、ワシの大事な大事な通院を

 忘れておりゃせんか」

と、ご心配なのかもしれない。


13番さんのあな ―介護家庭の日常―

まあ、彼の重要案件は

それっくらいしかないからしょうがない


百歩ゆずってまあいいとして

問題はこれまた相変わらず


その渡し方。


今回も


13番さんのあな ―介護家庭の日常―

何の一言もなく

食卓の上にポ~ンと置かれていた。


13番さんのあな ―介護家庭の日常―

そこで、そっくりそのままお返ししておいた。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

次、見たら

打ち返されていた。



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

いい年こいたジジと

いい年こいたヨメが

何だかなぁ…。




以前、書道雑誌のコラムを読んでいたら

書道教室の先生の『グチ』が書いてあって

興味深かったので断片的に覚えている。


その先生は二つの教室をもっており

ひとつは庶民的な下町

もうひとつはセレブ地区にあった。


下町教室の生徒(と、いってもリタイア世代の大人)は

先生を師匠として尊敬をもって習いに来るが

セレブ教室はそうではない人が多かったという。


それがどういう結果として出るか


習い始めはさほど変わりはないが

セレブ教室の方は

ある日突然

何の断りもなく辞めてしまう人が多かったそうだ。


一方、下町教室の生徒は

やむを得ない事情で辞める時でも一様に

「お世話になりましたが・・・」とあいさつをされる



まぁ、個人の資質ってのもあるだろうが

その先生が分析するに


セレブ地区の人はかつて高学歴高所得で

配下に人を使って仕事をしていた人が多い。


どうしても相手を

『○○をする役目の人』

として見る傾向があるのではないか。


その先生に対しても

ただ単に

『自分に書を教える役目の人』としか見られず

そこに尊敬とか感謝はない。


だから、ちょっと自分の意にそわないなと思うと

そこでバッサリ切ってしまうのだ。


・・・と、そんな話だった。


一方的な見方と受け取れなくもないが


じいちゃんを見ているとそれもアリかな?

と思ってしまう。


じいちゃんも高学歴ではないものの

かつてはたくさんの部下を従えて

バリバリ仕事していた。


13番さんのあな ―介護家庭の日常―



別にヨメをリスペクトせよとは言わないけれど

ヨメは部下でも

13番さんの世話をする役目の人でもない。


自分のために時間を割いて

医者へ連れて行ってくれるってことを考えれば


「頼みます。」の一言があって然るべきじゃない?


今さら80過ぎのジジに

そんな躾けめいたコト言うのも何だけどさ

あと何年続くか分からない介護生活

お互い最後まで気持ちよく共生するためには

大事なことだと思うんだけど…。


と、そんなこと思いながら

じいちゃんの「頼みます」を待って

ラリーをしばらく続けていたが


とうとう今朝



13番さんのあな ―介護家庭の日常―

な~んも言わず


ワタシたちの目の前で

通院表をいつものコルクボードに留めたジジ。




あ~やっぱりそうきたか。



何だか毎回こんなこと繰り返しているねぇ

ってトコで


次回につづく

・・・続けるほどのことでもないけどね。






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