樹木希林さんが認知症のおばあさんを演じている
コマーシャルをご覧になった?
いつも何かしながら
片手間にテレビ視聴しているワタシ。
先日初めて観た。
コマーシャルだからね
表現はソフト。
「え~っ?実際の認知症はあんなもんじゃないって!」
という人もあろうかと思うけど
表情の作り方はさすが樹木希林さんだなぁと思った。
認知症歴5年以上になるばあちゃんだが
今でも時々このコマーシャルの希林さんと
同じような表情をする。
どうしていいのか戸惑うとき
今、自分がここで何をしているのか分からないとき
視線が宙を舞う。
笑う時も、これは笑うトコなのかそうじゃないのか
しばらくの躊躇ののち
やっと笑う・・・そんな感じ。
希林さん
その辺の表情をうまく表現しているなと思った。
この頃のばあちゃんの状態。
見かたによっては前より改善されているようにも・・・。
もちろん
モロモロ、症状としては進んでいるけど
認知症のなり始めの頃に比べたら
ずいぶん落ち着いて来た気がする。
介護の入り口テーマの『凝視』
ここで書いた頃のばあちゃんは
自分のおかれた状況が
なかなか受け入れられないでいた。
だから、なるべくそれを隠そうとするし
否定しようとする。
それはワタシ達側も同様。
今日、本屋で何冊かの認知症関連の本を見た。
その中に
『認知症介護で大変なのは最後の数年間』
てなことが書いてあった。
ワタシにとって、これからのことは
未知の世界ではあるから分からないが
果たしてそうなんだろうか?
認知症を患って
最初に与えられる試練は
介護者、被介護者双方
まずは『そのこと』を認めることにある。
たくさん出版されている認知症介護の本の多くは
介護者側が認知症の事実を認め、
共感することを求めるものが多いけど
実は介護される本人が
この病気を認め、受け入れられるか否か
それがその後の介護の最大のキーポイント。
何年続くか分からない介護生活を
優しいものにも苦しいものにも
変えていくことではないだろうか。
これまでの悪戦苦闘を思い出しつつ
ばあちゃんの隠れた努力を思うのであります。
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