結局、対象者が横になったまま始められてしまった
認定調査。
調査員も
「起きられますか?」とは聞いてこない。
寝ているんだから寝たままでという感じで
ごく、普通にスルー。
ベッドに寝ている父の傍らに腰を下ろすと
書類を取り出し
調査項目のチェックを始めた
調査内容は、13番さんの時 とほとんど同じ。
日常の動作がどこまでできるか
日頃、どこまで介助を必要としているか
それと、簡単な認知症のチェック。
父の場合は寝たままなので
自分で歩くことが出来るか
片足で立つことが出来るかなどを
実際見られる事はなかった。
多分、
父は調査員さんの目を欺くつもりで寝ていたのではなく
他人や、妻娘の前でそれを見せたく無かったからだろう。
父は、以前おこなった障害者認定でそのことに関しては
すでに苦い経験があるからだ。
必要な認定であっても、審査を受ける際には
どうしても本人の自尊心を損なわないと通れない道がある。
シャイな父だから
なおさら耐え難いことなのかも知れない。
調査は、認知症の有無も含まれる
調査員さんも
と、前置きしてから質問してくる。
これは、13番さんの調査の時も同じだった。
どんなに認知の進んでしまった人も
尊厳は皆同様。
調査の名の元でも冒してはいけない部分だ。
ざっと、調査が済んだ。
時間としては10分程度。
調査員さんが
と、ぼやいていた。
例えば、片足で何秒立っていられるかという項目でも
以前の基準では
今は多少緩和されたそうだが、
トップが机上で作った基準が、現状に合うわけもなく。
介護は会議室で困ってんじゃない!
現場で困ってんだ!
ってトコだな。
何とか調査は無事終了。
母が心配していたお茶も出さないまま
調査員さんは帰って行った。
父は
調査の間中、あまり言葉も発さず。
見事な(?)寝たきり老人を演じていますた。
な~んちゃって。
あれ?しかし父、なかなか起きて来ない。
と、声をかけると
「ばかいえ。
忘れ物、取りにきたらバレちゃうじゃねえか。」
だってさ。
かなり、チキンなナカダイだね。
家に帰ってから
仲代達矢サン、ググってみましたら
なんとまぁ。
昭和7年生まれ。父とタメでありました。
↑
父のニックネーム
チキン・ナカダイに決定。
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