昨日の続き。着席乗務員のお話でした。
なんでも人に頼る、お願いする人って苦手!
と昨日のブログを読んでメールをくださった現役さんがけっこうおられました。
そこでネタとなるのが、着席乗務員なのです、匠の技笑
着席乗務員は文字通り、フライト中ジャンプシートと、コックピットのオブザーブ用シートにほとんどお座りで、キャビンの仕事は後輩に丸投げ!という上位職のCAさんのこと。
最近日系では少ないようですが(完全でなくとも、着席型の名残を残しているチーフはそれなりにおられるようで)
外資系ではエアラインによってはデフォな感じかも。(ほんとにエアラインのよりけりです。全員が着席大好きなエアラインもあるそうで←現役談)
一見、丸投げするなんて!と感じますが、着席乗務員=上位職は結構人気がある。
①キャビンでこまめにチーフが働きすぎると、まったく気が休まらず、ぴりぴりする。だれしもが長年勤めているチーフのようなモチベやスキルを兼ね備えているわけではない。
②着席チーフのフライトはのびのび穏やか。後輩で、モチベの高い子も、上位職のキツキツ指導がないから、力を発揮しやすいし、成長に欠かせないトライ&エラーを重ねやすい。
③コックピット大好きなチーフだと、「勘弁してくれよ!君たちが相手すればいいでしょうに。でもたまには僕たちが請け負ってあげるか」
などと、キャプテンたちとコーディネーションが案外よくなる笑
④君みたいな若い子では話にならない!責任者を出しなさい!とお客様に言われた際も、着席チーフは疲れがたまっておらず、
「よし来た!」と気持ちよく出動してくださり、素早く問題解決。若者と一緒にしごとをしまくるチーフは、疲れとイライラ(やはり自分よりはみんなできないわけで)で、このような状況でどっと疲れが。=あたりは厳しくなる笑(私たちに)
⑤着席チーフはジャンプシートに座っておられるのでお客様が話しかけやすくお感じになるのか、いろんな情報や ご不満が伝わり、大きなクレームを避けられる
といったかんじなのです。まさに後輩に丸投げ(=頼る)ということが、後輩の成長、現場の働きやすさ、ムードの良さに貢献するわけです。
まさにそこにいるだけで、意義があるというのが匠の技なのですが、私たちも、力量は不十分だとしても、
後輩や仲間の力を頼ることでしか得られないことってありますし、頼ることが輪を保つ、協調性、チームワークを生み出すことが多くあります。
なんでも自力で、人に頼らずやっていこう!というのはもちろん基本スタンスとして素晴らしいですが、そこに、着席チーフのような人にゆだねる力もプラスしていきたいと、私も今もずっと気を付けていますが、まあ、むずかしいですね笑
みなさんは、自力派?他力派?
追伸
着席が急に起立してクレーム解決に対処なさると、まさにフルパワーで問題解決がかなうのでした笑