ある日、私は絵を描いていた。
どうも思うように描けなくて、悩みこんでしまっていた。

そんな様子を見たおとうさん。

「人がどう思うかなんて気にしないで、自分の感動したものを描きなさい。
自分が感動したものじゃないと、見た人も感動しないんよ。
いいね?人がどう思うかなんか関係ないからねっ!!!!」

まさかの言葉に、返す言葉がなかなかでてこなかった。
アンタが言うかっ?!( ̄□ ̄;)
「自分が感動したものを自由に描け」なんて事を!?

子供の頃から、私が描いた絵を見るときまって
「デッサンがなってない、ここはこうした方がいい」とか何とか言う。
ひどいときは私の絵に、手を加えすぎて、誰の絵かわからなくなってしまう時だってあった。(゚_゚i)

日曜画家のおとうさん自身、お偉い画家の先生に絵を見てもらっていた。
傍らでそれを見ながら子供ながらに、先生のアドバイスを聞けば聞く程、おとうさんらしく無い絵になっていくのがよく解ってた。でも、入選するためには、結構大事なことらしいけれど、
私は、そんなおとうさんが何となく嫌だった。

そういえば。
中学生になって、学校が合わずに大変だった私に、
「お前は何も考えなくていい!みんなと同じ事をしてれば間違えないんだ!」って いつも叱った。

みんなと同じにすればいい、なんて価値観がどうしても受け入れられず、
その頃から、私とおとうさんとの間に、深い溝を作ってしまっていた。
おとうさんが、こうなるまでは。。

でもね、今になってよく解る。
おとうさん自身、 きつかったんだろうね。
娘の私に言いながら、自分にも そう言い聞かせて、会社で生きてたんだろうね。

子供の頃にずっと聞きたかった言葉。
「自分の思うままに自由にやっていいんだよ」

フリーダムになったおとうさんは、今になって教えてくれたね

私が想像もしないやり方で。