12月になると静かな田舎の町も庭先をキレイなライトが照らしていてお散歩のときに僕もウキウキしてくる。
仲良しさんとお散歩しているとたまにお肉屋さんのご主人がお肉をくれる。
狼の血が濃い僕達はお医者さんでもらうお薬よりも生肉を食べたほうがお腹の調子が良くなることの方が多い。
町のパトロールをする僕へのご褒美なんだって。
ますますパトロールに精が出る!!
そんなある日お庭にあるおっきな木にもライトがついた。とってもキレイで僕は嬉しくなって大きな声を上げて喜びながら庭を駆け回った。
次の日には庭におっきな乗り物が運ばれた。
「テプンこれはソリって言ってお前の故郷の国ではお前の沢山の仲間が引いて走るんだよ?」
僕のことを撫でながら仲良しさんが教えてくれた。
僕もテレビで見たことあるよ。
お母さんがお前の仲間がそりを引いているねー。
そう言って背中を撫でてくれた。
力いっぱいそりを引いて走る様がとても格好良かったから覚えている。
そして彼らの御主人様がとても格好良かった。
そんなのを見ていたら僕もご主人さまに会いたくなったんだよねー。
仲良しさんがどんなに良くしてくれても会いたいと思う気持ちは無くならない。
その日の夜はすこーし切なくなって夜空に一声大きく遠吠えした。
会いたいなー。
元気かなー。って

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