今年のゴールデンウィーク(青森のお花見の時期)に行ったのに、
すっかり書きそびれていた記事を今更アップします!

●三戸町になぜか電話もつながらない、とっても不思議なお店がありました

来たかったのはここ。
三戸町にある「さんのへ川の驛(えき)」という店です。
何屋だかわかりますか?

ソフトクリーム屋さん…かな?

人の気配がないと思ったら…桜まつりに出張中でした。どうりで、3日前から電話してもつながらないわけだ!
だからといって、ここまで来て引き下がるのは悲しい。なんとしても中に入ってるぞ。
お花見会場の城山公園に行ってみることにしました。
●いざ、城山公園の桜まつりへ。ところで三戸町といえば…

三戸町といえば、馬場のぼる先生の出身地なので、街中に「11ぴきのねこ」が見かけられます。

私も一匹の青いねこ(ぜ)として、 11ぴきのねこさんにはシンパシーを感じているのです。

城山公園までは相当な坂道!歩きで来ていたら死にそうです。
城は攻められないよう、山の上にあるんですね!

やっと山の上に着きました。屋台が並んでいたので、聞き込み調査です。
「川の驛の方はいますか~?」と聞いてもわからず、案内所にきいてみることに。

器だけで想像させるという、トリッキーなサンプル。
「せんべいかやき」なんて、どんな汁なのかとても気になるじゃないか。
もしやここが「川の驛」の店なんじゃないか……と思っていると、
案内所のおじさんが、この店だよと教えてくれました。
やっぱり。直感が当たってしまった。
「あらあら~東京から来てくれたの!せっかくだから、お店に案内しますから」
●やっと謎のお店の中へ…!!!

と、ひとりのおかあさんが車で下山して、案内してくれました。

遠慮なく入ります。

「気紛れ小屋 完成年月日 58.11.1」
ここはいったいどんな小屋なのかというと、
三戸町の発明工夫家・中村ハツさんという女性が作った私設アトリエだそう。
●表にあった不思議な樽の中は、まるで秘密基地でした!

外からみえていたこの強烈な顔…。実は裏から中に入れるようになっていました。

なんと…!

マジックミラーで表がばっちり見えます!楽しい!ずっとここに入っていたい。
村上ハツさんが、大きな樽を拾ってきて、こんな秘密基地のような空間を作ったそうです。
●さらに店の奥に入ってみると…すごいものがありました。

表にあった樽の絵も飾られていました。これも村上ハツさんの描いたもの。

八戸のウミネコの絵もそうです。
ここのすごいところは、すべて廃材を使っているところ!
この絵もふすまをキャンバスとして使っているんですって。

「お入りあんせ よぐ来たなし」
看板がわりのザル。
ハツさんが亡くなった後は、地元の女性たちがこの場所を使い、
ランチタイムは町の憩いの場として喫茶店をやりながら、
ハツさんの作品も見られるよう管理しているようです。

中にもまた大きな樽があり、

倉庫や本棚として活用していました。きちんと整理されていて、センスもいい!!


樽の外側はギャラリーとして使われていましたよ!
●さらに2階へ…!

「ほら、みてごらん」

「あそこにカモが流れてるべ」

「この窓から見ると、そういう風景が絵になるのさ」

これは…

捨てられていたタイコを改造したライト。

こちらのおかめさんは…

裏にも顔が!この顔の部分、木でできてる!
古い家電や廃材で作った作品がずらっとならべられています。







「これもすごいでしょー?」
普通のおかあさんたちが、こういう作品に理解があるというのが新鮮。
●ここを作った、村上ハツさんとは…?


ねこぜ「これはどなたですか?」
「この人が、ここを作った村上ハツさんよ」
ええええーーーーー!!!
ちょっとイメージとちがったな…もっと作業着で、男っぽいひとかと思ったら
こんなエマニュエル夫人みたいな…いや、それは椅子だけだ…
こんなマダムでしたか…!!
さらに、「カリスマ性と行動力のある、魔法使いのような女性」だったという説明をうけ、よけいわからなくなってきました。お元気なうちにお会いしてみたかった…!

でも、この建物を管理している女性たちが、村上ハツさんのことを尊敬していて、
話をきいているとハツさんのことが、大好きなのがわかりました。

この木はハツさんのお気に入りだったので、天井をぶち抜いてこの建物にいれてしまったそう。思い切りがいいな。

●三戸町のおかあさんたちが守っていた、村上ハツさんの信念

「物を大切にすることは、 お金を大切にするということと同じことですね」
村上ハツさんのこの信念を、地元の女性たちが守っているの。
ちょっと感動的でした。
この日は作品をみせていただいただけでしたが、
普段はここで、美味しいひっつみと日替わり定食が食べられるそうです。
(テレビ朝日「人生の楽園」 でもとりあげられていました)
一見、表からみると、珍スポットっぽいんですが、普通に入れるお店なので、
ぜひ行ってみてください。
ここから車で約45分のところに
奥利義美さんのカラクリ人形小屋「バッタリ村」 もあるので、
珍スポットが好きな方はこちらをお楽しみください。
さんのへ川の驛(かわのえき)
三戸町大字川守田字関根川原71-1
0179-22-0046
営業時間:10:00~16:00
定休日:火曜日
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